フリーランスという道もある

フリーランスという働き方

フリーランスのPMは、企業と業務委託契約を結び、プロジェクトごとに業務を遂行します。企業で働く社員とは異なり、どのプロジェクトに関わるかを自ら選択でき、さらに勤務時間や勤務地も自由に設定できます。ただし、プロジェクトによってはオフィスに出勤することが求められる場合もあります。

収入について

フリーランスエージェントのデータによると、フリーランスのPMの報酬は大体月収80万円～150万円で、年収に換算すると960万円～1800万円です。経験とスキルが豊富なら、年収2000万円以上稼ぐことも可能でしょう。
もちろん、すべてのフリーランスが高収入を得られるわけではありません。しかし、実績を積むことで企業の社員以上の収入を得られるのは間違いないでしょう。

フリーランスのPMになる方法

フリーランスのPMになるには、以下の3つのパターンがあります。
1つ目は企業の社員がそのままフリーランスに転向するパターンです。すでにPM経験がある場合、スムーズにフリーランスに転向できます。多くの企業は「PM経験◯年以上」のように実務経験を重視しています。そのため、即戦力となる現役のPMは案件を獲得しやすく、すぐに活躍できます。
2つ目は企業のエンジニアやマーケターがPM経験を積んで独立するパターンです。エンジニアの仕事が中心でPM経験がない場合は、いきなり独立してもうまくいきません。働きながらスキルを身につけておく必要があります。社員時代にPM経験を積んでおきましょう。
3つ目はフリーランスのエンジニアがスキルアップしてPMにチャレンジするパターンです。特定の技術や分野に精通しているとエンジニアの経験が評価され、PMへとステップアップする道が開けてきます。

メリット

まず、収入が大幅に増えることが挙げられます。企業に勤めるPMの平均年収は約600万円ですが、フリーランスとして働けば月収100万円以上稼ぐことも珍しくありません。結果として、年収が倍以上になる可能性もあります。また、働き方の自由度が高いのもフリーランスに転向するメリットです。勤務時間や業務量を自由に決められるため、ライフイベントに応じて作業量を調整できます。仕事とプライベートのバランスも取りやすくなるでしょう。
さらに、多様な案件にチャレンジできるのもフリーランスの魅力です。社員は会社の方針に従って業務を遂行しなければなりません。しかし、フリーランスは自身のスキルや興味に合わせて選べます。「スキルアップを目指して難易度の高いプロジェクトに挑む」ということも可能です。